倫理審査委員会審議内容 No.43
  
「平成30年9月12日開催」
No.1 申 請 者 : 看護師 瑞慶覧 千菜
課   題 スーパー救急に向けてスタッフの(不安)思いに対する実態調査-インタビューを通してわかったこと-
研究の概要

当院東Ⅰ病棟では、精神科スーパー救急取得を目指し体制づくりを進めている中、スタッフからは様々な不安・ストレスについての発言が聞かれている。精神運動興奮状態にある患者からの暴言や身体的暴力まで至った事例も確認している。

今回は、スタッフのスーパー救急導入に伴う不安やストレス、問題点などインタビューを通して明らかにすることで、今後の対策として活かし、スタッフ全員がチームとして一丸となり、効果的な看護実践が図れるようにしていきたい。

判   定 承認
利益相反審査判定 承認

No.2 申 請 者 : 看護師 安里 哲也
課   題 CVPPPによる介入を受けた患者の体験-双方の立場に立った捉え方の違いの検討-
研究の概要

当院において実際に暴力が緊迫したためにCVPPPによる介入を受けたことがあり、自分自身の体験を言語化できる患者とその患者へCVPPPによる介入を実施したスタッフを対象に、その状況における体験について半構成的面接調査を通して明らかにする。

調査方法として、インタビューガイドにより、対象者とスタッフが体験した暴力が緊迫した場面に関する半構成的面接を実施する。

面接では、過去に経験した暴力が緊迫した場面において、そのときの看護師の言葉かけや対応、関わりについて、また、その後の振り返りに関する関わりについての体験を語ってもらうこととしている。

判   定 承認
利益相反審査判定 承認

No.3 申 請 者 : 看護師 仲里 佑輝
課   題 重症心身障害者病棟における骨折予防の取り組み-日光浴を取り入れた生活の質の向上の変化-
研究の概要

重症心身障害者は不動性の廃用、嚥下障害による栄養不足、日照不足などの要因により骨軟化症及び骨粗しょう症をきたし、軽微な外力でも骨折を起こすことがある。その要因として、加齢に伴う骨密度低下、利用者本人のADL低下に伴う活動量の低下、ビタミンや微量元素不足による栄養不足などが上げられる

今年度、当病棟では、骨折防止の取り組み(内服、注射、運動療法)と併せて、利用者に日光浴を行うこととしている。日光浴を取り入れることで、体内のビタミンDを活性化し、骨折の予防や睡眠の質の向上に繋がると先行研究でも立証されていることから、当院の利用者にも取り入れることで、生活の質の向上になると考え、日光浴の効果について検証する。

判   定 承認
利益相反審査判定 承認

No.4 申 請 者 : 看護師 玉城 将希
課   題 精神科病棟での禁煙への取り組み-スタッフの喫煙に対する意識変化-
研究の概要

当院でも敷地内禁煙に向けての取り組みが行われてきているが、現状では、屋外の指定された場所での喫煙にとどまっている。

喫煙は、身体に及ぼす害が大きく、慢性閉塞性肺疾患等が喫煙関連疾患とされている。さらに、同伴するスタッフへの受動喫煙の被害も考えられる。そのため、まずは患者の禁煙に向けてスタッフの意識を変容させ、禁煙支援力の向上を目指したい。

判   定 承認
利益相反審査判定 承認

No.5 申 請 者 : 看護師 上門 翼
課   題 強度行動障害者へのハンドマッサージの効果
研究の概要

当病棟には、重症心身障害者が入所されており、強度行動障害がみられる入所者も少なくない。これらの入所者の問題行動に対して、スタッフ間でカンファレンスを行いながら対応してきたが、行動の理由は明らかにされず粗暴行為の軽減には至らなかった。

一方、認知症による行動障害に対しての研究では、心地よいマッサージといったケアによって行動の変容が見られたと報告されている。重症心身障害者で強度行動障害のある入所者においても、ハンドマッサージを通してリラクリゼーション効果が得られることにより問題行動の変化があるか検証を行う。

判   定 承認
利益相反審査判定 承認