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アルコール部門

アルコール依存症とは
 「今日は飲まないぞ!」と決心してもつい飲んでしまう。一杯でやめようと考えているのに気が付いたら量が増えている。
飲酒のために健康を害しているのはわかっているのにやめることができない。
このように飲酒に対するコントロールを失ってしまう病気です。
進行すると、アルコールが切れた際に手のふるえや発汗、不眠などの離脱症状が出ます。
意志や人格の問題ではなく、飲酒が過ぎると誰でも発症する可能性があります。
最近体が心配なのでお酒の量を減らしたい」
「会社の健康診断で節酒や断酒をするよう言われた」
「飲み出したら止まらない」
「子どもの酒の飲み方がおかしい・・・」
「夫には何に使っているのか分からない借金がある」
「病院に連れて行きたいが行きたがらない・・・」
「家族はどんなふうに対応したらいいのか」
「会社に来るがお酒臭い。最近休むことも多くなっている・・・」
「アルコールの治療ってどういうことをするの??」
「入院するとどのくらいお金がかかる??」
「治療を受けたいけど経済的に余裕がない」
・・・・・ etc
 【 相談室 】
 【 相談室 】

お一人で、ご家族だけで悩んだり解決しようとするのではなく、まず専門スタッフへお気軽にご相談下さい。
ご自分だけで抱えずに相談することが、病気を回復する第1歩です。  
相談窓口
◎ 問い合わせ先
琉球病院 地域医療連携室 相談係
平日 9:00~16:30
電話:098-968-2133 内線231・234

断酒補助薬『レグテクト』について
 平成25年5月末より、断酒補助薬『レグテクト』がついに発売になりました。
断酒補助薬とは、アルコール依存症の治療薬で、30年ぶりに発売開始となった新しい作用機序の薬です。従来の抗酒剤と比較して、その効き目を説明します。
アルコール依存症になると、病的に強い飲酒欲求、つまり渇望が出てきますが、レグテクトはこの渇望を和らげる働きがあります。アルコール依存症の脳内では、長期間の多量の飲酒によって、グルタミン酸作動性神経の興奮が強まっている状態です。レグテクトは、グルタミン酸作動性神経の過剰な興奮を抑えることで、渇望を抑えると言われています。
従来の抗酒剤は、渇望に対して作用する薬ではありません。抗酒剤は、アルコールを分解する肝臓の酵素の働きを邪魔するので、飲酒すると具合が悪くなります。飲酒して具合が悪くなるのは嫌だから、飲酒を我慢するという薬です。抗酒剤は昔からある薬なので、患者さんの中には受診するなり、「俺は抗酒剤だけは飲まないぞ。」という方も時折いらっしゃいます。おそらく、抗酒剤を飲んだ状態で飲酒して、具合が悪くなった方をご存じなんでしょう。しかし、レグテクトには危険な副作用はなく、レグテクトの作用機序について説明すると、多くの方は内服を希望されます。
次に、レグテクトの効果です。
レグテクトは、海外では約30年前から発売されており、各種の試験で効果が証明されています。日本でも発売前の治験にて、レグテクトを飲まなかった場合と比べて、断酒率が11%高くなりました。
実際にレグテクト服用中の方の感想として、「飲みたい気持ちが和らいだ」「飲酒欲求が湧かないから、この薬が効いているかどうかは自覚しにくい。でも、振り返ってみると、この薬を飲んでる間は再飲酒してないから、効いてるってことなのかな」という意見があります。
レグテクトの主な副作用として、軟便があります。約10%の方に出現します。レグテクト内服開始の時期に現れやすいですが、ほどなくして改善する場合がほとんどです。抗酒剤のように深刻な副作用はありません。ですから、認知機能が低下している場合でも安全に使用可能です。腎臓で代謝されるため、肝機能障害が重篤な方でも使用できます。
また、従来の抗酒剤との併用も可能です。
ドキュメンタリー ~私がアルコール依存症になるまで~