精神科医と協力し、脳の構造や機能を画像化して精神疾患を診断します。
精神疾患の診断や治療において、放射線科では脳の構造や機能を画像化する技術を用いて、精神疾患の原因や病態を明らかにしようとします。
一般エックス線撮影
一般エックス線撮影では主に胸部、腹部等を撮影しています。
患者さんの状態によっては、病棟においてポータブル撮影機で撮影を行います。
ドライイメージングレーザー
一般撮影機
ポータブル撮影機
CT検査
CT検査では、X線とコンピュータを利用して頭部から四肢までの横断面のX線写真を作ります。一般のX線写真よりも、より詳細に体の中を調べることができます。検査にかかる時間は部位によって異なりますが、約10~20分で終わります。
- ※寝台に横になっているだけで検査を受けることができます。
- ※痛みなどの苦痛は伴いません。
全身用CT
MRI検査・機能的MRI検査
医療機関のみなさまへ
当院はMRIを保有しております。他の医療機関と共同利用することも可能となっておりますので、お気軽に申込みください。
MRI検査
MRI (核磁気共鳴断層撮影装置) において、静磁場内 (大きな磁石の中) にある物質に一定の周波数の電波をあてることによって特定の原子の信号を取り出し画像化します。これにより人体の任意の断層画像をつくることが可能です。
機能的MRI検査
機能的MRIについては、脳血流を測定する装置であり脳の形態的な状態 (形) だけでなく、その機能的な状態 (働き) を測定するものです。
MRI装置 (1.5テスラ)
これらの検査については、放射線を利用しないので被曝が全くないのが大きな利点のひとつです。
検査時間は、数十分~1時間程度です。ただ、強力な磁石を利用するためペースメーカー装着者や手術等で体内に金属が入っている人は検査できないことなどがあります。
頸動脈エコー検査
頸動脈エコー検査は、簡易で視覚的に動脈硬化の診断ができる検査です。動脈硬化を起こすと血管壁が厚くなったり、硬くなったりします。その様子が画像で簡単に確認できます。被爆や痛みもありませんので、年月を追って繰り返し検査ができます。
動脈硬化の進み具合を簡単に知ることができ、食生活の改善や運動療法、投薬などによる予防に活用できる検査です。
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