アルコール依存症の治療には、多くの専門家が協力して関わっています。

アルコール依存症の治療には、医師・看護師・臨床心理士・社会福祉士・カウンセラー・薬剤師など、多くの専門家が協力して関わっています。患者さんの個別の状況やニーズに応じて、最適な治療計画を立てます。アルコールをやめるだけでなく再発を防ぎ、依存症を理解して対処スキルを身に着けることで、健康な生活を取り戻すための治療を行います。

プログラム運営

プログラム運営

2000年にアルコール症治療病床を開棟し、沖縄全域からアルコール依存症の患者さんを受け入れています。薬物投与やカウンセリングに加え、医師・看護師・コメディカルの医療チームによる専門的な治療を行っております。

アルコール依存症の治療では、多職種(医師・薬剤師・看護師・心理士・作業療法士・管理栄養士・ソーシャルワーカー)チームでプログラムを運営しています。午前・午後と準備されている豊富なプログラムは、アルコール依存症の方が、病気に対する正しい知識を学び、断酒に向けた行動、動機を高められる内容になっております。

医療スタッフの方々へ

Ultra-BI 「超」簡易介入

30秒でできる! 医療スタッフ、産業保健スタッフ向けの超簡易減酒支援

精神科を専門としない医師が忙しい診療に追加してアルコールに対する支援を行うことを想定して、当院医師が中心となりUltra-brief Intervention(「超」簡易介入:以下Ultra-BI)を開発しました。Ultra-BIはリスクの高い飲酒習慣を有する方に対して、30秒以内の簡単なアドバイスと共にリーフレットをお渡しする、ごく簡単な介入方法です。

この介入方法を準ランダム化比較試験により効果検証を行ったところ、Ultra-BIを行うことで1回の飲酒につき平均約2ドリンクの飲酒量低減効果が示されました。

Ultra-BIは多忙な医療スタッフが短時間で数多くの方に行うことのできる介入方法であり、時間対効果は高いものと考えています。介入を行って飲酒量が減らなければ、そのことがアルコール依存症を疑うきっかけになります。

Ultra-BIは、AMED研究開発課題「アルコール依存症予防のための簡易介入プログラム開発と効果評価に関する研究(研究開発代表者:杠岳文)」の一環として開発されたもので、依存症全国センターホームページ(https://www.ncasa-japan.jp/docs)にも資料が公開されています。

以下の資料は使用・公開・転用していただいて構いません。

資料はどれもA4両面印刷で1枚に収まります。
是非印刷いただき日々の診察や教育等にご利用ください。

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