どんなに障害があっても発達を促す活動や環境づくりを行います。

当院には、重度の知的障害と身体障害がある方で、自傷行為(過度に自分自身を傷つける行為)や他者への蹴りや殴り、多動(一時も落ち着かず走りまわる、身体や生命の危険につながるような飛び出し)等、その他多くの生活上の問題を抱えていらっしゃる方が入院されています。

利用者の意思決定支援に取り組み、療育指導室は日中活動支援を提供すると共に福祉サービスとしての適正な対応や福祉の増進をはかります。

療育指導室のご紹介

療育指導室は、療育指導室長、主任保育士、児童指導員、保育士の計5名で組織し、障害のある一人ひとりに適した発達と生活の支援を行っています。

児童指導員について

児童指導員は、利用者がその方らしく健康で潤いある生活を送って頂ける事を大切に考えています。その方の特性に応じた関わり方を行うと共にその方なりの表現を汲み取る事が重要となります。安心して過ごして頂けるような生活空間や行事等を提供します。また、ご家族、成年後見人、利用者を取り巻く福祉制度及び関係諸機関との連携を行います。

保育士について

保育士は、利用者に常に寄り添いながら、個々の生活習慣にあった働きかけを行います。利用者の年齢や状態に応じた適切な日中活動の提供に取り組みます。個別活動を中心とした戸外散歩やスヌーズレン、机上活動、粗大運動、各種季節行事、院外活動等を通して、生活経験をひろげると共に情緒の安定、QOLの向上をはかり豊かな生活が送れるよう努めています。

療育指導室の理念

利用される一人ひとりが大切にされ、
生涯を通して発達・成長し、快適で充実した生活を送ることができる

療育指導室は、どんなに障害があっても、「ひとは生涯にわたって発達する」という考えに基づき、発達を促す活動や環境づくりを行います。
常に医療と介護が必要な方々が利用されていますので、医師や看護師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、その他の職員と連携して、利用されている一人ひとりが望まれる生活の実現を目指しています。
多職種による総合的なアプローチを「療育」と考え、障害のある一人ひとりに適した発達と生活の支援を行っています。

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